BUSINESS
事業紹介明暦3年(1657年)に岡山県倉敷市で創業し、その後、地域に密着して事業を営んでいた数々の企業と志を共にしながら、紡ぎ合うように融合し、平成9年(1997年)に現在のエバルスが誕生しました。
創業以来、一貫して「安定供給」という使命にこだわり、地域医療の発展に貢献していくことを目指しています。
地域の生活者の皆さんの健康を支えるために、エバルスでは4つの力を大切にしています。
1グループ力
「医療と健康、美」の領域を網羅し、医療機関・小売業などをつなぐ流通グループ「メディパルグループ」の一員として、全国規模の営業・物流ネットワークで医療用医薬品、医療機器・医療材料、臨床検査試薬などを安定供給します。
2地域のネットワーク
360年前から継承する、地域に根差した事業を、中国地区全域22拠点で展開しています。
時代のニーズ、環境の変化を捉えたアプローチで、お得意様の業務効率化、事業拡大を支援します。
3情報提供力
エバルスが社会・地域との関係をさらに深めるために推進しているのが、医療情報のスペシャリストの育成。
その一環として、2009年からMR(医薬情報担当者)認定試験への挑戦を支援する独自の教育プログラムを実施しています。
MR認定を受けたMS(医薬品卸売業の営業担当者)は、ARとして医療機関への適正な情報の提供と収集、各種サービスの提案を行うなど、営業の中核を担う貴重な戦力となっています。
このポテンシャルには多数の製薬企業から期待が寄せられ、活躍の場が確実に広がってきています。
MSとしての機動性とMRとしての専門性を兼ね備えた医療情報のスペシャリスト。質の高い営業活動を広く行うとともに、新たな価値を創造する推進役としての役割も担っています。
また、卸のARとして特定の製薬企業の医薬品だけでなく、すべての製薬企業の製品を網羅することでより有益かつ整理した情報を医療機関に提供します。
製薬企業に所属するMR数が減少傾向にあるなか、メディパルグループのARは約2, 400名(2020年1月現在)にまで増加しており、日本国内でもトップクラスの規模を誇っています。ARはその高度なスキルを生かし、医師や医療従事者に対して治療に有用な情報を提供。また、希少疾病用医薬品、再生医療等製品といったスペシャリティ領域においても積極的に活動しています。
■日本におけるMR数の推移
(出典:公益財団法人MR認定センター2019年版MR白書)
■メディパルグループにおけるAR数の推移
4物流システム
定時、適量の完全納品を実現する最新鋭の都市型物流センター「ALC」。
医療に関わるあらゆる製品の供給体制を有し、支店を経由せずに直接お得意様に届けることでメーカーとお得意様との橋渡しをします。
また、ALCと連携した営業兼物流拠点として「FLC」も設置。遠方のお得意様にも同質の機能とサービスを提供しています。
独自に開発した需要予測システムによる在庫管理、配送作業などの物流機能で、業務の効率化やコスト削減を図り、新たな時間を創出。
医療におけるサプライチェーン全体の最適化を目指します。
広島ALC
岡山ALC
商品を入れる箱は全てSCMラベル(※)によって管理し、多機能無線端末で読み込むことで積み込み·荷降ろしでの検品が可能です。検品後はその場で検品確認表をプリントしてお渡しします。この「個口スキャン検品」によって、1品ずつ伝票を読み上げて確認する従来の作業が不要。お得意様の業務時間を短縮し、患者様との新たな時間を創出します。
※SCM:Shipping Carton Marking
【事例】
40ケース納品の場合、従来の読み上げ検品で60分かかっていたのが、導入後は5分で完了しました。
お得意様の棚情報を事前にいただくことで、ALCにて棚別に梱包して納品します。内服· 外用· 注射·劇薬などのカテゴリ別に仕分けすることも可能です。棚入れ作業の大幅な時間短縮を図ることができます。
【事例】
400品目の格納作業の場合、一人だと4時間かかっていたのが、導入後は1時間50分で完了しました。
医薬品の多様化·高度化とともに、特別な温度管理が必要な医薬品も増えています。
エバルスでは、あらゆる温度帯に対応した保管·配送システムを開発し、医薬品を安心·安全·効率的にお届けできる温度帯別物流プラットフォームの構築を進めています。
冷凍庫内の温度を常に記録し、配送員の無線端末から納品時に温度管理データを出力して確認。万一、温度異常を検知した場合はアラームを発報するなどセキュリティ対策を整えています。
※スペシャリティ医薬品とは、アンメットメディカルニーズに対応した商品です。
トレーサビリティの確保のために、GPS機能による位置情報とあわせて、温度・液体窒素残量などの情報を一元管理。メーカー工場から投薬直前まで安心·安全に管理しています。
専用輸送カート「SDDU」
(Specialty Drug Distribution Unit)
平時はもちろん、有事にこそ、最新鋭物流センターを全国に展開している意義が問われます。
ALCはメディパルグループが社会インフラの役割を担うための重要な物流基盤。
電気・ガス・水と同じく、人々の健やかな生活に必要不可欠な医薬品の供給を決して途切れさせないよう、盤石な流通を実現します。
BCP(事業継続計画)
生命関連商品である医薬品や医療材料等の流通を担うエバルスでは、有事の
際でもすぐに供給活動を行なえるようBCP(事業継続計画)を策定しています。
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